名古屋の小さなガラス屋さん

ガラス・鏡職人のオーナーブログ

ガラス切断の道具

今どきは、通販で何でも買える
たとえプロが通常使用する道具であってもね
 
そう言えばガラス切などは、箱で買うから暫く新製品なんて見ていないなぁ
てか材料屋も高齢になり新製品の売り込みに来ないのも要因かな?
 
まぁ買わないユーザーのせいでもありますけど
 
さて道具を買う時サイトの説明書きを信じて購入だと思いますのでインプレッションを
 

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まずメーカー的には、TOYO社 MITSUBOSHI社
 
3mm4mm5mmが良く切断するので、その場合の感想です。
 
個人的には、三ツ星の方が好きだ 主に薄板切断用が得意かな
切れ味良く力をあまり必要としない
切れてる音が軽い(好きな要因でもある)
オイルは、注入しそのままで使用可能
 
トーヨー社 TC-30 親父が好きな感じでいつも使用していました。
昔の職人(問屋や施工職人)は、大体これを使ってる感じがする
難点は、オイルが漏れてしまう。おしりのネジを緩めて使用するのだが、そのまま放置するとすぐに空
だから現場でオイルが空だよ~ってなる
オイルが無いとプロでも綺麗に切れない(メクレがでるんですね)若しくは、切断失敗します。
 
双方厚み的には、15mmの厚板まで切断可能です。
 
結局道具のメンテナンスなんですね。
オイル(灯油)は、必ずつけて切る
R切をすると寿命が短くなります。(だからフリーハンドだと寿命短くなります)
ヘタすると一回で切れ味落ちますね
 
R定規や直線定規できちんと切ればクリーンに切れます。長持ちします。
 
クリーンカットというのは、切断面が真っ直ぐなんです。
だから切断面で手を切る事も少ないけど(プロ視点の話)
 
福田さんのガラス切は、良く切れるからと家の店で皆さん買って頂けます。
メンテナンス方法や改良を伝授しますから(道具ってのは、使い易いように改良も必要なんですね)
 
ガラス切を道具箱にポンと入れるのは、勘弁してくださいね。と口癖で言ってます。
ノコギリでもちゃんと歯を養生しますよねって