名古屋の小さなガラス屋さん

ガラス・鏡職人のオーナー修理ブログ

シルバー枠の鏡の入れ替え

修理を急ぐ為指定寸法で予め製作しました

 

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まだ手元に修理依頼品は、有りませんが

 

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55φで製作

夕方に受け取り出来るかな

 

はい! 

受取りました

 

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ナント爪だけで剥がせました

落ちる寸前💦

 

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手引き銀引き鏡です

時代は、最終時期の裏止めがしてありますから

そうねー

50年ほど前に作られた物でしょう

 

新聞を利用した両面テープで水溶性?で綺麗に剥がせました。

 

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新聞で年代推測も出来ますね

書体も独特です

 

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文字が読めるほど綺麗に剥がしました

 

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鏡側の新聞

 

残念ながら小さな紙なので日にちは、入っていませんでした。

 

鏡台なんかですと日付まで残っていますけどね

 

なぜ新聞を挟んでいるの?

湿気を調整する為なんです

 

今でも当店では、新聞活用しています

昭和ですねー

 

さて完成です

 

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隙間極小

細かい話隙間って大きく感じる物です

0.2mmの隙間でも

目で見るとオイなんだぁコレ!と

お叱りを受ける事が有りますが

限界なのでお許し下さいませ

 

メガネの枠に入れるレンズの様に正確には、切り出せませんし

磨き出せません

 

アナログな作業です